神鉄バス

神戸電鉄直営のバスであったが、平成10年10月より、神戸電鉄から分離した神鉄バスに移管され、 神鉄バス株式会社となっている。
神戸電鉄が阪急系の会社だけあり、車両は阪急バスとほとんど同じ内装。
バスの歴史は比較的古く、昭和3年7月30日、神戸(平野)・有馬間、下唐櫃・三輪(現在の三田)間で バス事業を開始したのが始まりである。
太平洋戦争により全路線を休止していたが昭和24年に三田・有馬町間の 新路線を開業してバス事業を復活。以来、休止していた路線を相次いで復活し、 昭和37年7月1日には有馬・三宮間を有馬街道経由により神姫バス、神戸市バスと共同で運行開始し、 昭和38年には鈴蘭台・神戸駅間、小野・西脇間などの新路線や、 昭和39年には三田・平野間の路線を神戸駅まで乗り入れを開始し、着々と路線網を広げたが、 昭和40年代から50年にかけては、他社でも見られるようマイカーの普及による乗客離れが進んだこともあり、 路線の改廃が進められ、現在の路線は主に神鉄沿線の有馬〜三田(三田線)、 有馬〜三宮間(三宮線)の他は、神戸市北区内の新興住宅地と神鉄沿線の駅とを結ぶニュータウン路線が中心になってしまった。
また、93年には神戸市バスと相互乗り入れという形で、従来の西鈴蘭台〜ひよどり台間の路線を しあわせの村経由で神戸駅前まで乗り入れるようにした結果、利用者も一時的に増加した。が、 全体的に見ればマイカー利用者におされて、乗客は減少気味である。


神鉄運輸サービス

神戸市北区鈴蘭台地区の病院や公共施設などを結んで走っているバス・・・というよりも マイクロバス。いくつかの都市に走っているコミュニティバスのようなものなんだろうか。 神鉄運輸サービスが、いつ頃開業したのかは不明だが、昭和58年に発行された兵庫県バス協会の冊子によると、 当時から神鉄運輸も加盟していることから、いちおうは兵庫県バス協会加盟のれっきとした 神戸電鉄系のバス会社である。

路線は、西鈴蘭台の神鉄運輸サービス営業所を出発し、西鈴蘭台駅、君影町への循環路線や、 西鈴蘭台から鈴蘭台を経て中央病院へ行く路線などがある。
鈴蘭台地区は道路の幅が狭く、急な坂道の多い地域であることから路線バスとして走っている車両は すべてが小型車両になっている。
また、神鉄バスには貸切車両が存在しないが、神鉄運輸サービスには 観光バスも存在する。





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