神姫バス | |
播州地方を主に路線網を広げる神姫バス | |
ワンステップバス「ふれあい号」
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兵庫県で最大のバス会社。県下のバス専門会社で唯一の大証一部上場企業。
播磨地方はもとより、丹波や三田、神戸の西神・北神地区、さらに岡山県、鳥取県、
京都府内などの隣接府県にも路線を伸ばしています。 【神姫バスの歴史】 神姫バスは、神戸姫路電気鉄道(現在の山陽電鉄)の後ろ盾でできあがった企業で、 発起人は神姫バスの構想を立てた木下栄と、同電鉄の支配人、原川慶作で、主として 宇治川電気株式会社(現在の関西電力)系の資本によって構成され、資本金20万円で 昭和2年8月8日に創立。 当初の開業区間は、加古川駅前から山陽電鉄の尾上までのわずか3.2Kmで、 当時の加古川営業所は現在の加古川駅前商店街の岡本薬局北隣付近、 車庫はその向かい側にあり、 路線は加古川駅前を出ると途中、寺家町、南本町、粟津、北在家、鶴林寺と5つの停留所があり、 尾上に至る路線だった。 車両は、シボレー27年型(10人乗り)1両が使用され、運転手6名、男子車掌1名で、 運転回数は1日に23〜24回、およそ30分間隔で運転し、片道運賃は25銭、 当時としては画期的な山陽電鉄との連絡乗車券も発売し、加古川〜尾上間を神姫バスが、 尾上〜明石間を山陽電鉄が30分間隔で運行し、料金は加古川〜明石間で50銭、 当時1時間以上の間隔で運転していた国鉄山陽本線を圧倒し、利用者からは好評であった。 その後、播磨、丹波地区のバス事業者を吸収合併し、播磨地方全域を手中に収め、 県下最大のバス会社に成長。しかし、戦局の悪化とともに大部分の路線が休止に追い込まれるが 戦後は休止路線の復活をすすめ、新路線も積極的に開設し、日の丸自動車、 中鉄バスなどとの協力関係によって岡山県、鳥取県へも進出し、路線展開してきた。 昭和40年代になると地方の過疎化、マイカーの普及で利用者の減少が顕著に現れ始め、 路線の改廃、ワンマン化による人員整理、不動産事業などの兼業を押し進めて収支の安定を図ることとなる。 昭和50年11月1日、国鉄バスと共同で中国ハイウェイバスを開業し高速バス事業へ進出。 そして平成元年3月3日には全国的な高速バスブームに乗り、東急電鉄(現在の東急バス)と共同で、 姫路・三宮〜東京(渋谷)間の夜行バスを開業し、続けて翌年3月6日、西日本鉄道と共同で、 三宮・姫路〜福岡線を、11月11日には長崎自動車と共同で、三宮・姫路〜長崎線を相次いで開業した。 平成7年1月17日に起こった阪神大震災では、中・長距離バスの全線と、三ノ宮、 神戸駅に乗り入れている一般路線のすべてが運休となり、1月23日、JR西日本の要請により甲子園口〜三ノ宮間で 一般路線用の車両と貸切車両を使っての代替輸送が始まる。 これは住吉〜灘間を最後に復旧する3月31日まで継続した。 また、新幹線代替バスとして1月27日より姫路〜新大阪間で直通バスの運転を開始したが、 中国道の大渋滞で12時間以上もかかってしまったことから、翌28日には姫路〜三田間に短縮し、 三田でJR福知山線を利用することで代替輸送を受け持ち、これも在来線が全線復旧する3月31日まで運転が続いた。 大部分を播磨や丹波の過疎地を走るため本業のバス事業のほうは 年々業績が悪くなり、97年には赤穂、佐用地区の県南西部エリアを 「ウエスト神姫」として分割することでコスト削減を図り、 また98年4月にはウエスト神姫と同様に神崎郡の北部と朝来郡生野町の粟賀営業所管轄の路線を 「神姫グリーンバス」として分割した。 ワンステップバス「ふれあい号」 一番上の写真、これは神姫バス自慢のワンステップバス「ふれあい号」。 神姫バスがワンステップバスを導入したのは平成5年の6月。今でこそワンステップバスは ノンステップバスにその座を譲ってしまったって感じで注目されなくなったものの、関西で最初の ワンステップバスの導入でした。 姫路−鳥取間高速バス 古くから走らせている姫路〜鳥取の特急バスは、94年に平行する智頭急行が開通したことで 乗客が激減し、98年秋には共同運行していた日ノ丸バスが撤退し、神姫バス単独運行の 戸倉経由便を休止。現在では1日2往復が残るのみ。 姫路城観光ループバス 98年10月より、姫路城周辺の文化施設を巡回する姫路城観光ループバスの運行が開始。 このバスは、レトロ調ボンネットバスで、姫路市観光振興課の企画により、 神姫バスが運行を請け負っています。 なぜ姫路市バスが運行しないのかと言うと、姫路城周辺は神姫バスのエリアだからとか。 |
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姫路−鳥取間の高速バス
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姫路城観光ループバス
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プリンセスロード ご存じ、プリンセスロード(Princess Road)とは神姫バスの夜間高速バスの愛称。 これを日本語(漢字)に直訳してみると、 Princess=お姫様 Road=道路 すなわち、「姫」と「路」で「姫路」。 これを考えた人はナカナカのセンスかも・・・・・(笑) 99年7月からは福岡便を休止して、現在は姫路・神戸−東京(渋谷)間、 神戸・姫路−長崎間の2路線で運行しています。 |