山陽バス・熊本電鉄バス「神戸〜熊本」夜間高速バス運休
3月31日
山陽電鉄バスと熊本電鉄バスによる共同運行で運転されていた、神戸〜熊本間の
夜間高速バス(山陽電鉄「レッツ号」、熊本電鉄「ゆうづる号」)が、この日をもって
運休になりました。
平成元年頃から全国的に夜間高速バスがブームになり、各地で路線の開設が相次ぎ、
この山陽電鉄バスと熊本電鉄バスの高速バスも、そうしたブームの波に乗って開業。
垂水から三宮、学園都市、姫路駅を経由して、熊本へ至る路線でした。
しかし、ほぼ同じ区間を走っていた阪神電鉄バスと九州産業交通の共同運行による
「尼崎・神戸〜熊本」の路線も開業し、神戸と熊本間という、それほど利用者も
多くないと思われる都市間に2つの路線があったこと、また、阪神電鉄と九州産業交通バスとの
共同運行による夜間高速バスでも、阪神電鉄バスが、熊本線、鹿児島線から撤退し、残る
熊本線の九州産業交通と、鹿児島線を運行していた鹿児島交通の尼崎〜鹿児島間とを併合する形で、
尼崎・神戸〜熊本・鹿児島という運行形態に変更され、地元の阪神電鉄は手をひいたものの、
路線自体は生き残りをはかっていました。
しかし、山陽電鉄と熊本電鉄側は、これ以上路線延長もできず、他路線との統合もできないため
採算面からとうとう休止という事態になってしまいました。
注・・・・一部資料には、3月9日で休止と記載されていますが、神戸発・熊本発それぞれ3月30日が最終運転されていました。
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