4月1日
昨年10月1日から試験運行している鳥取駅〜湯村温泉(兵庫県美方郡温泉町)間直通特急バス
「湯めぐりエクスプレス」(日本交通・全但バス)が4月1日から定期化されました。
この路線は、通院や通学などで鳥取市とのつながりが深い温泉町民の交通手段の確保や湯村温泉への観光客誘致が目的で、
温泉町と日本交通・全但バスが協議して実現したもので、運行経費の一部は温泉町が補助します。
運行は主に国道9号線を利用し、試験運行の段階では利用が低迷していたものの、
定期化と同時に停留所も鳥取側は中央病院や県庁日赤前など4ヶ所、
温泉町側には同国道沿いに7ヶ所の停留所を設置した。
ただし、農協(細田)−千谷間は鳥取行きが乗車のみ、湯村行きが降車のみ、
県庁日赤前−岩井間は湯村行きが乗車のみ、鳥取行きが降車のみという乗降制限があるので注意。
ダイヤも鳥取駅で特急列車「スーパーはくと号」との接続と通院者の利便性が考慮され、
従来の2往復を平日3往復、土・日・祝日は2往復に、運賃も現在の1,500円(鳥取駅〜湯村温泉)が1,100円に値下げされ、
学割、回数券も設定されています。
全但バスによると、初日の利用者は3往復で計32人(片道1便当たり5.33人)で、定着にはもう少し時間がかかりそうだが、
通院者や買物客、観光客とみられる乗客が多かったという。
温泉町では観光利用を図るため、旅行会社が発行する時刻表への掲載を働きかけるほか、
ホームページなどを利用して情報発信に努めることにしている。
なお、これに伴い日本交通の鳥取駅〜千谷(兵庫県美方郡温泉町)線(千谷で全但バスの湯村温泉〜千谷線に接続)は
3月31日限りで廃止されました。
(情報提供・・・・月光研究所さん)
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