● 時刻表を貰おう
バスに乗ろうにも時刻がわからない…って人は多いことと思います。
観光路線や高速バスなら市販されているJTB時刻表などにバス路線の時刻が掲載されていますが、
都市部の通勤・通学主体の路線は、まずこうした時刻表には掲載されていませんね…。
各バス会社では、乗客へのサービスの一つとして、時刻表を用意しているところがいくつもあります。
ほとんどの事業者では、一般客に配布するための時刻表を用意しており、
これらは営業所や案内所でもらうことができます。ただし、すべての停留所の時刻を用意しているところは希で、
そのほとんどは鉄道との接続駅(ターミナル)に限られていたりします。
【阪急バスの時刻表を入手する】
兵庫県内のバス会社で、時刻表の取りそろえがいいのは阪急バス。
全路線の時刻表、そして路線図を各営業所単位で路線ごとに用意してあります。
基本的にバスの時刻表・路線図はその路線を担当している営業所で貰うことが出来ます。
たとえば有馬温泉へ行くバスの時刻表が欲しい時は、有馬温泉への路線が走っているバスの営業所と案内所、
この場合は管轄する山口営業所と有馬、宝塚、西宮名塩駅の案内所で、その時刻表が貰えます。
また、豊中市にある阪急バス本社へ行けば全路線の時刻表の入手が可能だそうです。
【神姫バスの時刻表を入手する】
神姫バスも阪急バスほどではないにしても、鉄道との連絡駅を中心に時刻表が用意されていて豊富です。
ただし、最近はどうも合理化・省力化なのか、路線の時刻表ではなく、主要停留所発の時刻表のみしか用意していない場合が多くなりました。
時刻表・路線マニアには、ちょっと物足りないものになってしまいつつあるようです。
なお、姫路駅前の本社に行けば全線入手できると思いきや、最新の物が無かったり意外にも入手できないこともあるようです。
神姫バス本社は平日しか開いていないのでご注意を。それと貰えるからといって気軽に行っては迷惑ですから気を付けて。
【全但パスの時刻表を入手する】
全但バスは但馬のほぼ全域をカバーする県北のバス会社。全但バスはなんと、全路線収録した冊子型時刻表を毎年春に発行しています。
発行時期はその年の改正日によって異なりますが、だいたい3月中旬から4月上旬頃に発行されます。
ページ数は40数ページほどの小冊子ですが、JR山陰線・福知山線・播但線、北近畿タンゴ鉄道のダイヤも収録されていて、
但馬への旅に使用するのにとても便利な時刻表です。但馬地方へ行かれる際には、ぜひ一冊は欲しいところです。
時刻表は全但バスの本社、営業所、出張所、案内所でもらえます。
【伊丹市バスの時刻表を入手する】
阪急伊丹駅の案内所、交通局(第三師団前そば)に行けば、全停留所の時刻表が用意されており、希望の停留所の時刻表が貰えます。
【阪神バスの時刻表を入手する】
基本的に阪神甲子園、阪神西宮、宝塚の各時刻表しか用意していないようです。
20年以上昔は、各停留所で手書きガリ版刷りの時刻表が貰えてました。懐かしい〜。
● 路線図を貰う
時刻表の他に、路線図も貰えるところもあります。
阪急バスでは、かつて、京阪神全域の路線図を配布していたこともありましたが、
現在では営業所単位の、車内とバス停に掲示してある路線図と同じ物がもらえます。
神戸市バスの路線図は、営業所や操車場、定期券売り場、または三宮駅前の神戸市観光案内所で貰えます。
伊丹市バス、尼崎市バスでも、全路線記載の路線図が用意されています。
阪神電鉄バスは平成14年2月に路線図を発行していましたが、
今は路線図を置いているところを見かけません。
阪神バスの路線図は、こちらを参照。
まだ残部があるかもしれませんので、気になる方は甲子園、西宮、宝塚の操車場などで聞いてみてください。
兵庫県バス協会では、兵庫県の全県白地図にバス路線を描いた路線図を発行していました。
平成12年度には発行していましたが、13年度、14年度は発行していないようです。
今後、発行する可能性はあると思います。また、路線図以外にもバス協会では何かしらのお宝刊行物があるので、
全国各都道府県にあるバス協会はマニアにとっては目を離せない存在です。
●阪急バスで貰える路線図
(伊丹営業所管轄の路線系統図)
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