兵庫県内テレビと映画のロケ地探訪

第九回…菊亭八百善の人びとのロケ地を訪ねる
作成…2004-05-10

NHKの月曜ドラマシリーズ・菊亭八百善の人びとに登場した場所です。
このドラマは昭和20年代末期の東京が舞台ですが、50年前の風景が
色濃く残った場所が東京には無かったことから、ロケ地として姫路市と
その近辺の数か所でエキストラを使ってドラマの撮影が行われました。

八百善の門構え
(姫路市大塩町梶原邸)

菊亭八百善の人びとで登場している江戸料理の店・八百善として使用されている邸宅の門。 このシーンはドラマの中でも頻繁に出てきます。 ちなみに姫路市の重要文化財指定を受けている古い住宅で(内部非公開)、 場所は姫路市大塩町・山電大塩駅から北東へ徒歩5分ほどのところにあります。


八百善周辺の町並み

左の写真は、八百善の若女将・汀子さん(夏川結衣)が、 大勢の客で賑わうのをいつも羨ましく見ていた料亭の建物の門。
下は、その町並み。これもドラマではお馴染みです。
いずれの場所も姫路市大塩町にて。



東京・大森の歓楽街

実際は姫路駅北東・小溝筋横にある飲屋街。 ドラマの中では東京の大森ってことになっていました。 ここは若旦那の福二郎さん(吹越満)が若い女性を連れて 逆さクラゲ(連れ込みホテル)へ入っていくシーンで使われていた場所。 その現場を汀子さんにバッチリ見られていたと…。
ドラマを見てるとスタジオのセットのように見えていたので、 実際の現場と、テレビで見るシーンが偉く違って見えることにビックリします。

これら4枚の写真を見てご覧の通り、実際の現場に行くと、 建物こそ古いけれど、ところどころ隅のほうに現代的なものがあったり (自販機、配管、エアコンの室外機など)しているものを 現代的な物はスダレや看板なんかで囲いをして隠して見えなくしたり、 照明の当て具合やなんかで実際の町並みを昭和28年当時の雰囲気に大きく変えてしまうのは本当、 マジックだなぁ〜と感激してしまいます。

(姫路駅から北東へ徒歩5分、フォーラス南側)



杉山家

福二郎さんの実家、杉山家として使われている建物は、実は書写山圓教寺にある宿坊だったりします。
(姫路駅から市営バスでロープウェイ書写駅へ、ロープウェイで書写山上から徒歩約20分)


網干魚吹八幡神社

福二郎さんと汀子さんが二人で歩くシーン、汀子さんと小鈴さん(金子昇)が京料理店へ行くのに
待ち合わせする場所など、ドラマの中で何度も出てきた神社がこの「魚吹(うすき)八幡神社」です。

(山陽電鉄網干線・山陽網干駅から北へ徒歩15分)
東京・木場の風景

ドラマでは汀子さんの実家の材木屋がある木場の風景…ということになっていました。
実家に戻ってしまった汀子さんを迎えに福二郎さんが自転車をこいで渡る橋です。
実際は姫路市の網干川でした。(山陽電鉄網干線・山陽網干駅から南へ徒歩7分)
[トップページに戻る]