砥峰高原
兵庫県の中央部、神崎郡大河内町にある砥峰(とのみね)高原です。
ここはススキの群生地で有名な場所。と言っても有名になったのはごく最近で、 つい10年ほど前までは、ごく一部のハイカーしか訪れないような、知る人ぞ知るスポットでした。
近年、大河内町では、この砥峰高原を観光資源としてPRし、以来、徐々に訪れる人も増えています。
毎年4月には山焼きが実施され、山焼きの後は、この高原の一面が真っ黒になります。 黒く焼かれた大地の下からは新芽が出て、5月には、ワラビやゼンマイなどが生えてきます。 ちょうど私が行った5月の下旬には、ワラビ・ゼンマイ採りをしている人が何人もいました。
また、初夏を迎える頃には、ノハナショウブが咲き乱れ、秋には銀色のススキの穂が一面を覆います。
夜になると、満天に輝く星空がオススメ。
空気が澄み、雲一つ出ていない晴天の夜には、天の川だって見ることもできる!!。 標高900mに位置し、視界をさえぎる建物や高い山もなく、また、余分な明かりもないので、 星空を見るのには最高の条件が揃っています。
何を隠そう、私が天の川を生まれて初めて見たのは、この砥峰高原でだったのです。
ハレー彗星や、しし座流星群がやってきた時は、大勢の人がここに集まって 天体観測していたそうです。
砥峰高原の散策路の入口にあった看板。

熊もいるんですねー。これにはちょっとピックリ。 私がここに来る前、野生の猿が目の前にいました。

それに、早朝に砥峰高原に来ると、 姿は見えないんですが、夜明けの静まりかえった肌寒い草原の中から、 甲高い雉の鳴き声が聞こえてきます。
運がよければ、雉の姿も見られるかな?
だけど、熊には出会いたくないですね(^_^;)
砥峰高原へのアクセス

播但道神崎南ランプから約20Km。車で35分ほどです。
車以外では、ちょっと行ける手段がありません。
バス利用の場合は、JR播但線寺前駅、または長谷駅より神姫グリーンバスの川上行きに乗車し、 終点の川上下車、川上停留所から約4Kmの登山となります。(徒歩約1時間半)
休日の路線バスは朝と夕方の2往復しかありません。


砥峰高原の詳しいことは、 大河内町のホームページにも、 詳しく掲載されています。

今度は山焼きの時期に行ってみよう〜!


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