数々の映画のシーン
兵庫県内が舞台の作品・県内の撮影現場
自分の知ってる場所が映画に出ると、なぜか嬉しい!
(1979年以前の作品)

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栄光への道  (1950年 松竹京都)
大阪タイガース(現在の阪神タイガース)をモデルにした映画で、 監督は中村登、主演・・・・鶴田浩二、月丘夢路、笠智衆、安部徹といった面々。 鶴田浩二はタイガース選手、 笠智衆はタイガース監督と言う配役になっていました。
撮影は敗戦後間もない昭和24年夏から、甲子園球場やその周辺で実施されたそうです。

赤い波止場  (1958年 日活)
主な出演者は、石原裕次郎、北原三枝、中原早苗、岡田真澄、轟夕起子、二谷英明、大坂志郎。
監督は神戸生まれ・神戸育ちの舛田利雄。

組織の保護の下に神戸に潜伏している殺し屋・富永二郎(石原裕次郎)は、彼に首ったけのマミー(中原早苗)がありながら 純情な娘・圭子(北原三枝)に惚れる。組織が自分を裏切り、身の危険を感じた二郎は国外脱出を企るが、 彼の動静に絶えず眼を向けていた野呂刑事(大坂志郎)は、圭子を囮に二郎をおびき寄せる計画をめぐらせた。 罠とは知りながらも圭子を案ずる二郎は単身引き返し、警察に捕えられる。
この映画では、神戸港や三宮、元町周辺でロケが行われていたようです。

隠し砦の三悪人  (1958年 東宝)
黒澤明監督の代表作の一つ。西宮市の蓬莱峡で撮影されていました。


細雪  (1959年 大映)
谷崎潤一郎原作の、旧家の4人姉妹の物語。
この小説の映画化は過去に3度ありますが、昭和34年の作品は2作目のものです。 舞台は大阪の船場と芦屋が中心。
この映画には、小説にも描かれている阪神大風水害の様子が刻々と描かれています。 また、阪神間の風景がたくさん登場しており、西宮市の夙川堤や阪急芦屋川駅周辺も登場。 終盤に四女が東京へ行くのを姉妹で見送るシーンがあるのですが、そこでは昭和30年代初頭の 阪急芦屋川駅と阪急電車が登場します。

第三波止場の決闘  (1960年  宝塚映画−東宝)
神戸港でロケしてました。 あと、映画の最初に出てくる山道(銃殺シーン)は、西宮か宝塚のほうではないかと推測…。

ハイハイ3人娘  (1963年  宝塚映画−東宝)
中尾ミエ、園まり、伊東ゆかりの3人の女子高生が主人公。いわば今で言うアイドル映画のはしりです。
神戸や阪神間の風景がいろいろと出てきます。3人が通っていた高校は、どこだったのでしょう? 背景に六甲連山が見えているので、阪神間(南部)であることは間違いないのですが、 あの古い煉瓦の校舎は、阪神間には今は存在していないはずなので、わからないまま…。

太平洋ひとりぼっち  (1963年 石原プロ)
1962年5月12日深夜、22歳の堀江謙一(石原裕次郎)が、ヨット“マーメイド号”に乗り 西宮港を出発し太平洋へ。悪天候と体力の消耗、それに孤独との戦い。台風に襲われ、二日二晩の苦悩は彼に母国への 郷愁と孤独感を残す。そして目指すサンフランシスコに到着。太平洋征服の夢が実現した。

というわけで、海洋冒険家である堀江謙一氏の体験を元にした映画。 実際に西宮港で撮影したのかは不明。

姿三四郎  (1965年  宝塚映画−東宝)
加山雄三主演の映画。
加山雄三が、山口努と、西宮の蓬莱峡で対決します。

海の若大将  (1965年  宝塚映画−東宝)
ご存じ、若大将シリーズの一つです。
この「海の若大将」の舞台は東京や神奈川県ということになっていますが、実は神戸や阪神間での ロケが大半だったそうです。
若大将が通っていた大学(京南大学)は西宮の関西学院大学、湘南の海は、実は西宮沖の大阪湾だったのです。 その他、六甲山ホテルなどもロケに使われています。

大菩薩峠  (1966年  宝塚映画−東宝)

大菩薩峠というと山梨県ですが、ロケは宝塚市の山中で行われていたそうです。

大怪獣決闘・ガメラ対バルゴン  (1966年  大映)
バルゴンが海から現れ、神戸港から上陸してポートタワーを豪快にぶっ潰してくれる映画です。
【神奈川県・石川さんからの情報】

ん〜、この映画は私は知らなかったです・・・(かもねぎ)

007は二度死ぬ  (1967年 イギリス)
ショーン・コネリー主演の007シリーズ第5作目。
香港で殺害されたジェームスボンド(ショーン・コネリー)は実は生きていた。 英国潜水艦で日本へ渡り、冷戦状態にある米国とソ連とを戦争させようとたくらむ組織の解明に 日本へと乗り込みますが、そこで様々な妨害が待ちうけています。
謎の貨物船が神戸港を出港するというので、神戸港にやって来たジェームスボンド、 そこでも組織の妨害が・・・・。
この映画では、神戸港(景色から見ると第八突堤でした)と、 姫路城が登場しますが、なんと、姫路城がジェームスボンドとともに組織解明に加わる タナカ(丹波哲郎)の配下にある忍者養成学校になっているという・・・・。 ここで、ジェームスボンドは忍者としての教育を受けます。

紅の流れ星  (1967年 日活)
主演・・・・渡哲也、浅丘ルリ子、杉良太郎、奥村チヨ。
監督は、石原裕次郎主演の赤い波止場を監督した舛田利雄。
この映画は赤い波止場のリメイク版で、神戸港や三宮など、神戸市内各地でロケを行ったそうです。

ボクは五才  (1970年  大映京都)
高知から大阪へ出稼ぎに出た父親(宇津井健)に会いたさから一人で高知を飛び出し、 トラックの荷台に乗り込んだり、宇高航路に乗り、電車を無賃乗車しながらも、 一人で大阪へとたどり着くという、5歳の男の子の冒険旅行。 主役の男の子は「岡本健」。
大阪では、めでたく父親に会える姿は感動物です。 とくに5歳の坊やの笑顔が素晴らしかった。
この映画、電車の到着時に「おおさか〜」という駅員の案内放送が流れているのに 実際の駅は国鉄(現JR)三ノ宮駅でした。さらに、5歳の孫を追いかけ、 高知のおじいちゃんとおばあちゃん(左卜全と北林谷栄)も大阪へと駆けつけるのですが、 高知の田舎から出てきた二人は、大阪の地下街で迷ってしまいます。 ところがこの地下街も大阪ではなく、神戸三宮の「さんちか」でした。

内海の輪  (1971年  松竹)
松本清張原作の小説の映画化。 出演は、岩下志麻、中尾彬など。
後半、大学教授の不倫カップルが人目を忍んで山奥の旅館に滞在するが、 この映画、原作とだいぶストーリーが違っていたのでちょっとがっかり。 でも撮影現場は原作にある通り、西宮市の蓬莱峡が登場しています。

山口組三代目  (1973年  東映京都)
ヤクザものの一つ。
【情報・・・・ウナクールさん】

山口組三代目、田岡一雄の自伝をもとにした映画で、高倉健、菅原文太の主演でした。(かもねぎ)

仁義なき戦い・頂上作戦  (1974年  東映京都)
ヤクザものの一つ。
【情報・・・・ウナクールさん】

華麗なる一族  (1974年  東宝)
監督…山本薩夫  原作…山崎豊子
主演…佐分利信、香川京子、月丘夢路、田宮二郎、京マチ子

志摩半島の英廬湾に臨むホテルのダイニング・ルーム。 正月の盛装の人々で混み合う中に、ひときわ華やかな一組がいた。 関西財界を支配する阪神銀行頭取・万俵大介とその家族だ。 おりしも巷では金融再編成のニュースが駆け回り、 大介の心中は穏やかではなかった。彼は長女・一子の夫である美馬中を通じ極秘情報を入手、 阪神銀行を有利な立場に持っていこうと画策していた。
大介の筋書きどおりに銀行合併劇は進んだかに見えたが、 背後では第二幕が秘かに進行していた。

この映画は見ていないのですが、山崎豊子原作の小説は読みました。1973年の神戸銀行と太陽銀行との合併をモチーフにした小説で、 ところどころで神戸が登場します。

トラック野郎・暴走一番星  (1975年 東映)
主人公の桃次郎が姫路に立ち寄るシーンがあります。
また、このシリーズかどうかは不明なのですが、 桃次郎が崖崩れのために通行止めになった国道9号線を湯村温泉から村岡町まで強行走破する シーンもあるのですが、モロにミニチュアだとわかる映像でした(^_^;)

暗くなるまで待てない  (1975年)
大森一樹監督。
劇場限定公開だが初期の16ミリ作品で、芦屋と神戸で撮った自主映画も傑作。
【情報・・・・ウナクールさん】

神戸国際ギャング  (1975年 東映)
ヤクザものの一つ。高倉健、菅原文太主演。
【情報・・・・ウナクールさん】

男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け  (1976年 松竹)
実は寅さん映画でもう一作、兵庫県が舞台の作品があります。それが第17作の この映画。場所は播州のそうめん揖保の糸でおなじみの龍野。太地喜和子がマ ドンナですが宇野重吉と寺尾聡の実の親子コンビが笑わせてくれます。この作 品はいろいろな本を見てると「ハイビスカスの花」などと並んで寅さん映画の 中でも評価が高く、傑作の誉れ高いようです。実際、僕も一番好きです。
【情報・・・・ウナクールさん】

八ツ墓村  (1977年 松竹)
八ツ墓村は、岡山県の新見地方が舞台でしたが、 金田一幸助(渥美清)が丹波篠山へ出向くシーンがあります。(かもねぎ)

渥美清が金田一に扮した松竹版で最初の方で神戸で金田一か主人公のショーケ ンか忘れたけど男を尋ねていくシーンあり。「いたじゅくの方におったが」と いうセリフがあったが、それは「板宿(いたやど)」のまちがいだろう。
【情報・・・・ウナクールさん】

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こんなシーンもあったという逸話などもお待ちしています。





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