数々の映画のシーン
兵庫県内が舞台の作品・県内の撮影現場
自分の知ってる場所が映画に出ると、なぜか嬉しい!
(1980年以後の作品)

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影武者  (1980年 黒澤プロ・東宝)
カンヌ映画祭でグランプリ受賞した黒澤作品!!姫路城が出てました。
【情報・・・・小林さん】

風の歌を聴け  (1981年 シネマ・ハウト、ATG)
村上春樹のデビュー作を、同じ芦屋出身の大森一樹監督が映画化。主人公は小林薫で、三宮の街並、舞子の八角堂、西宮球場、芦屋浜などなど、とにかく神戸漬けの映画なので必見です。「鼠」役の巻上公一と坂田明の印象が強烈。世間の評判はともかく私が好きな映画です。
【情報・・・・ウナクールさん】

この映画では、舞子、北野町、神戸港、南京町、元町など神戸のほか、西宮球場、芦屋のテニスコート、芦屋の市民プールなど、阪神間の風景も出ています。 【情報・・・・よっしぃさん】

オープニングに出てくる暴走族による神戸まつり暴動の様子は衝撃的ですね。まだ幼かった当時の私は、テレビのニュースで見た記憶があります。
小林薫が東京駅の高速バスのりばの切符売り場で、「神戸まで」と言うと、切符売り場の係員が「神戸?」と、変な顔をして「ドリーム号は、今は大阪と京都へしか走ってません」と言われるシーン。 映画の最後の「神戸行ドリーム号は、もうない」というつぶやき。東京から神戸が、ずっと遠くなった気がするヒトコマでありました。
(かもねぎ)

誘拐報道  (1982年 東映・日本テレビ)
主演…萩原健一 小柳ルミ子 岡本富士夫 秋吉久美子 丹波哲郎 高橋かおり
監督…伊藤俊也

歯科医の小学1年生になる長男が誘拐され、犯人から身代金を要求されるところから始まります。
事件発生から報道協定が結ばれ、人命尊重のために誘拐事件に関する報道をしないという、報道協定、いわば報道管制が敷かれるが、その裏では新聞社同士の取材・報道合戦が繰り広げられる。
そうした陰で、息子を誘拐された両親の苦しみや悲しみ、また、事件が解決し、犯人の家族への世間の風当たり、苦労を描いた映画でした。

出演は、犯人役に萩原健一、その妻役に小柳ルミ子、娘役には当時子役だった高橋かおり、新聞記者に宅麻伸、その恋人役に藤谷美和子。他、脇役に南伸助、丹波哲郎など。

この映画は実際に起こった事件を忠実に再現したと言ってもいいほどのものでした。 一部、犯人の出身地や居住地、学校の場所、誘拐された場所、現金の受け渡し現場…などなど、 設定を変えているところはいくつもありましたが、 誘拐犯が歯科医の長男のクラスメイトの父親であること、 歯科医の居住地が宝塚市であること、犯人が逮捕された現場が西宮市の武庫川河口であったことなど、 実際に起こった事件に基づいたストーリーになっていました。

新聞記者が待ち伏せして犯人の妻と娘の写真を撮影した時、娘が「うち、お父ちゃん好きや」という叫びに、新聞記者は胸を締め付けられるような衝撃に駆られ、記者はカメラからフィルムを抜き取るシーンがあるのですが、そこがとても心に焼き付いてしまいました。

登場現場・・・・阪急宝塚駅とその周辺、宝塚市宮の町付近、宝塚ホテルなど宝塚市内各所、猪名川、西宮市高須町の武庫川河口付近、西宮市小曽根町3丁目付近、新神戸駅など。

ションベン・ライダー  (1983年 キティフィルム・東宝)
主演…藤竜也 河合美智子 永瀬正敏 鈴木吉和 桑野将大 木之元亮 坂上忍 原日出子
監督…相米慎二。

劇中に甲子園阪神パークでの撮影シーンがあります。しかし、河合美智子が初々しかったですわ〜。

瀬戸内少年野球団  (1984年 YOUの会、ヘラルド・エース)
主演…山内圭哉 大森嘉之 佐倉しおり 夏目雅子 大滝秀治 加藤治子 渡辺謙 郷ひろみ
監督…篠田正浩

淡路島の五色町出身の作家、阿久悠の自叙伝的小説が映画化されたのがこれ。1945年、敗戦後の淡路島を舞台に、野球に夢と希望を託した子供達を描いた作品。
駒子先生役の夏目雅子が「わたしたち、野球しましょう」と、野球チームが結成されるのでした。
舞台の設定は、淡路島の江坂(こうさか)町という、架空の町でした。架空の町でも、作品は淡路島西海岸の五色町あたりを描いた色彩の強い作品で、小学校は西淡町の阿那賀小学校、進駐軍の巡視艇が入港するのは五色町の船瀬漁港、夏祭りシーンは五色町の鳥飼八幡宮での撮影と、やはりあの地域。
撮影は1983年から行われたものの、当時の淡路島には、のどかな風景が数少なくなっていたことから、大半の場面は、岡山県の瀬戸内に浮かぶ小島、真鍋島での撮影だったそうです。実際、映画に登場する海辺の景色、どうみても淡路からではない箇所がいたるところに出てきます。

メイン・テーマ(1984年 角川春樹事務所、東映)
薬師丸ひろ子主演の代表作。
幼稚園の先生をしていた小笠原しぶき(薬師丸ひろ子)は、自分の勤める幼稚園の園児「かたる」の父親(財津和夫)に対して、密かに思いを寄せていたのでした。
転勤で大阪へ行ってしまった「かたる」親子を訪ねるため、海岸で知り合ったマジシャン見習いの青年(野村宏伸)の車に乗って大阪へ向かうのですが、ここで登場するロープウェイが神戸の須磨浦ロープウェイ。
ロープウェイに乗っていくと、邸宅街になっているという、実際ではあり得ない設定でした。
ちなみに、あの「かたるちゃん」宅付近の邸宅街は、実際は神奈川県の鎌倉にあるそうです。
あと、薬師丸ひろ子と財津和夫が神戸の夜の街をドライブします。しかし、なぜか街は「大阪」となっていて、神戸という地名は一つも出てきませんでした。

愛情物語  (1984年  角川事務所・東映)
原田知世主演。
東京から長崎に行く間に神戸に立ち寄るシーンがありました。
【情報・・・・ウナクールさん】

ユー★ガッタ★チャンス(1985年 東宝)
すかんぴんウォークに次ぐ吉川晃司主演の二作目の映画。出演は他に、浅野ゆう子など。
スターになった「ゆうじ」(吉川晃司)が現実逃避から神戸に流れてきた。
神戸市内、摩耶山の旧摩耶観光ホテルなどが風景の中に出てきます。

夢千代日記  (1985年  東映京都)
主演…吉永小百合 北大路欣也 樹木希林 名取裕子 田中好子

NHKドラマで放送されていた、吉永小百合主演の「夢千代日記」の映画化。 舞台は山陰の「湯の里温泉」という名称でしたが、ご存じ・但馬の「湯村温泉」でした。
夢千代は、この映画で死ぬのですが、この「死ぬ」という設定は、吉永小百合の希望で、そうなったとか。湯村温泉の一角には、夢千代像があり温泉街のシンボルに。映画で死んだ夢千代は、ここ湯村温泉に生き続けています。

夢千代が湯村から神戸の病院へ診察に行くシーンがあります。そこは神戸西市民病院だった。
【情報提供・・・・秋風さん】

コータローまかりとおる!  (1985年  東映京都)
黒崎輝などが出演。同名のコミックが原作の映画化でした。

「コータローまかりとおる」という昔の映画がたしか・・・須磨のでかい公園やったような。須磨離宮でしたっけ・・・? たしかそういう名前の公園を、学園としてあつかっていたような気がします。
【情報提供…千葉県・カケイさん】


これは違うと思います。コータローの学園は、ポートアイランドの市民広場です。
ワールドのビルなどあの一帯全部が校舎というとてつもなく、お洒落で金のかかってる学園でした。というか違和感ありあり。冒頭、山口良一などが巨大なハサミを持って踊るんですが、 あまりにも寒い演出に背筋に寒気が・・・こんな映画にだけはポーアイを使って欲しくなかった、と思ったものです。
【情報提供…東京在住神戸人さん】

二代目はクリスチャン  (1985年  東宝、角川春樹事務所)
井筒和幸監督作品。
ヤクザの親分が亡くなり、教会のシスター(志穂美悦子)が二代目を継承するという、とんでもないストーリーの作品でした。
この映画、神戸を舞台にしており、その当時の神戸は山口組と一和会の抗争事件が巻き起こっていた後のことだったこともあって撮影開始前から地元住民のヤクザ映画撮影反対運動に出くわし、神戸市内での撮影がうまくできなかったという、いわくつきの映画でした。
実際、この映画の撮影現場の多くは芦屋市内がよく使われていました。教会も芦屋市の奥池に映画のために建てられたセットの教会だそうです。

植村直己物語  (1986年  毎日放送・電通)
主演…西田敏之

冒険家、植村直己がマッキンレーで消息を絶つまでの冒険アドベンチャー。少年時代を日高町で過ごしたシーンが今観ると嘘っぽいが本当はもっと貧乏だったんだと思う。私たちもそうだったから。
【情報・・・・田中弘さん】

漂流教室  (1987年 CCJ・日本テレビ放送網 ほか 配給=東宝東和)
監督…大林宣彦
主演…林泰文、浅野愛子、トーマス・サットン、オーラ・ラニ、南果歩、三田佳子、小林稔侍、トロイ・ドナヒュー

楳図かずおのホラーまんがを大林宣彦が映画化。北野に住んでる主人公の少年が登校するのに自転車でポートタワーまで行ってから、六甲のアメリカンスクール(かつて長峰台にあったカナディアンスクールのイメージだろう)に通って遅刻するという神戸の地形を知っているなら絶対ありえない展開が気になった。神戸は尾道とちゃうぞ大林!。映画自体も原作の恐ろしさをちっとも表現できていなかったのが残念だった。
【情報・・・・ウナクールさん】

「さよなら」の女たち  (1987年 東宝)
大森一樹監督が斎藤由貴を主役に撮った三部作の三作目。札幌を振り出しに小樽から宝塚、そして神戸へとやってくる斎藤由貴。そして「宝塚ファン」だか「歌劇」だかの雑誌記者になる。上司が室井滋でおかしい。
【情報・・・・ウナクールさん】

しかし、大森一樹監督作品に、室井滋が出るパターンが多い気がする・・・。風の歌を聴けにも出ているし・・・(かもねぎ)

花の降る午後  (1989年 角川事務所・東宝)
監督…大森一樹   原作…宮本輝
主演…古手川裕子・桜田淳子・梅宮辰夫・高嶋政宏・小林昭二・高品格

神戸のフレンチ・レストランを舞台に、女同士の激しい戦いをみせる、おしゃれなサスペンス映画。 この映画は神戸市政100周年記念映画でもあった。

神戸オールロケの映画としては一番規模がでかかったんじゃないかと思う東宝映画。原作は宮本輝で監督はやはり大森一樹。北野の老舗レストランを継いだ古手川裕子と謎の女、桜田淳子の火花散るおんなの戦い。コック長のアンナパパ梅宮辰男が、拉致され六甲アイランドで腕をバイク軍団にズタズタに轢かれてしまうのと、南京町の天津甘栗屋に扮した中国人の室井滋が印象的だった。神戸風月堂はじめ神戸の企業が多数協賛したがあまりヒットはしなかった。
【情報・・・・ウナクールさん】
ブラック・レイン  (1989年 米国)
おなじみ松田優作の遺作のハリウッド映画。大阪がメインだが、疑惑のアメリカ女を追ってマイケル・ダグラスが元町にやってくるシーンが確かあった。また高倉健が住んでたのは設定では尼崎のアパートだった気もする。
【情報・・・・ウナクールさん】

べっぴんの町  (1989年 東映)
出演は、柴田恭平、和久井映見、田中美沙子、本木雅弘など。監督は原隆仁

柴田恭平が神戸に住む探偵に扮している。冒頭「この町はべっぴんの町」とかいうクサいモノローグが入る。笑福亭鶴瓶がトア・ロードで店を営む変な中国人に扮していたことぐらいしか記憶に残らない映画であった。
【情報・・・・ウナクールさん】

激動の1750日  (1990年 東映京都)
跡目争いの抗争で、大阪からヤクザが淡路へ逃げてくるという。国道28号線を暴走するシーンなどのアクションも。洲本や津名、淡路町の岩屋などが登場。 出演は中井貴一 中条きよし 岡田茉莉子 有森也実 萩原健一 火野正平 陣内孝則 渡瀬恒彦 夏八木勲 丹波哲郎 三上真一郎

(かもねぎ) 激動の1750日は淡路が舞台のヤクザ映画でした。そこで陣内孝則がハチの巣攻めにされて撃たれて死ぬシーンがあるのですが、陣内孝則が「志筑港に向かってます」と言うてるけど、あの場面は淡路にはありません。どっか別の場所での撮影でしょう。
【情報・・・・淡路の天ちゃん】

それは北陸での撮影だったそうです(かもねぎ)

天と地と  (1990年 角川春樹事務所、東映)
この映画で使われていた城は、朝来郡和田山町にある、竹田城跡でした。そこに立派な城のセットを作っていたというわけです。

風、スローダウン  (1991年 吉本興業、テレビ大阪)
島田紳助監督
芦屋川沿いをバイクで走っているシーンがあります。
【情報・・・・ウナクールさん】

ジェームス山の李蘭  (1992年)
この映画、ストーリーよく知らないんですが、神戸の垂水にあるジェームス山に住む李蘭という中国人女性のお話なんでしょう、きっと(^_^;)
主演は、名取裕子、東幹久。

継承盃  (1992年  東映京都)
大森一樹監督。
この映画の舞台は千葉県なのだが、真田広之が馬で並走する列車が「鍛冶屋行」とある。 千葉のつもりでも鉄っちゃんの目はごまかせない。
【情報・・・・ウナクールさん】

実は、3セクの北条鉄道です。行き先表示も「鍛冶屋行」では無く、「粟生−北条町」となっております。 真田広之が、汽車に乗ったのが法華口、レンタカーを借りたのが田原駅、だと思われます。確認後、訂正されたし。 理由は、鍛冶屋線は、廃止後バス転換輸送ですのでレールバスが走る事は無いと思います。 【情報…バロンさん】

シーズ・レイン  (1993年)
監督…白羽弥仁

これも神戸映画としてかなり有名。今はなき元町のラルフローレンの前とか神戸の名所がたくさん出てくる。小松千春と染谷俊が主演。芦屋のプールでパーティやってるような超リッチな若者の青春の苦悩を描いて圧倒的に共感を得なかった作品である。ただ監督はこんな青春を本当に送っていたらしい。
【情報・・・・ウナクールさん】

ちなみに僕は「あのような青春時代」を送っていた訳ではありません。あくまで創作でございます。
【投稿…白羽弥仁監督】

夏の庭 The Friends  (1994年 読売テレビ放送)
【あらすじ】…人間の死に興味を抱いている神戸の小学生3人組。 近所のボロ家に死にかけている独居老人(三國連太郎)がいるということを聞きつけた3人。 老人の様子を伺っているうちに、この老人と次第に親しくなっていく。

相米慎二監督の作品で、撮影現場は神戸市灘区内、須磨区が中心でした。 この映画の方言指導はちゃんとなされていたようで、出演していた小学生たちは 神戸弁を喋っていました。私が知る限り、正しい神戸弁を使った映画は、これが初めてでした。 従来の神戸を舞台にした映画のパターンでは、神戸が舞台になっていても方言が大阪弁だったりするもので、ちょっと感激・・・。
この映画、ボーボーに茂っている庭の雑草を子供達が抜いてきれいにするシーンがあって、 草一つ生えていない、ローラーで整地されたような庭になっていたのがとても気になって しまったのは私だけでしょうか。
あと、子供達だけでもう50年近く会っていない老人の奥さんを 探し出すのですが、住所も分からず名前だけを頼りにして子供達だけで探し出せるというのも 探偵顔負けでちょっとスゴイことかもしれない(笑)
登場現場・・・・神戸市兵庫区の湊川公園、白鶴美術館付近の神戸市東灘区、水道筋など灘区の各所が出てました。

私の知っている範囲ですが、映画(夏の庭)の老人の家は、東須磨にある スイ ミング・スクールの北側だったと思いますが、現在は新しくなっているそうです 。それと湊川公園の撮影時、親戚がたまたま見ていたのですが、自転車の(おっ さん)とかが、入ってきたりして 大変だったようです。さらに、老人の葬式シ ーンの撮影で使用された葬儀場(阪急御影)で、私の知り合いの葬式がありまし たが、映画を見た直後であったゆえ、変に感動いたしました。
【情報提供・・・・shamisenさん】

Love Letter  (1995年 フジテレビ)
岩井俊二監督、中山美穂主演のヒット作。冒頭、中山美穂扮する主人公の母親の葬式が神戸で行われている設定になっているが、ものすごい雪のシーンで「神戸のどこやねんここ?!」と思ってたらなんと神戸で撮れず小樽で撮ったとのことですごく残念。関学出身のくせに大阪弁がものすごく下手なトヨエツが印象的である。
【情報・・・・ウナクールさん】

上映された当時にフジテレビに問い合わせたのですが、神戸を初め、県内での撮影は一切なかったのだそうです。(かもねぎ)

大失恋  (1995年 東映…他)
監督…大森一樹
主演…加藤雅也 鈴木京香 瀬戸朝香 武田真治 辰巳琢郎 中谷美紀 西島秀俊 野村宏伸 袴田吉彦 萩原聖人 河相我聞 山口智子 森且行 水野美紀 菅野美穂 山崎直子 京野ことみ 宝生舞 館ひろし

【あらすじ】…とある遊園地を舞台に繰り広げられる何組ものカップルたちの恋模様…。
出演者のほとんどに名の知れたタレントを多数使っている点が凄いが、 大失恋というタイトルと、ストーリーが合致していないような…。 遊園地でのシーンは、神戸六甲アイランドAOIA、横浜の八景島シーパラダイス、東京の後楽園遊園地などで撮影され、 神戸市内では、六甲ライナー車内、六甲ライナーのマリンパーク駅、ベイシェラトンなどで撮影が行われています。

マグニチュード  (1997年 東宝)
【あらすじ】…漁師町を大地震が襲う。被災者の救出に向かい、家に残した妻を救えなかった消防署員の父。 残された息子は母親の実家に引き取られ、父親とは別れて暮らすことになる。 その後、父親と同じ消防士になった息子は、レスキュー隊長として父の住む故郷へ赴任する。 そこへ再び大地震が町を襲うこととなった。

撮影は淡路島の洲本市周辺で行われ、エキストラも地元の人が大勢参加してました。 倒壊した家屋が燃えるシーンは、廃業した旅館を実際に燃やして撮影したそうです。 とにかく、阪神大震災がきっかけになって作られた映画とも言えます。

男はつらいよ・紅の花  (1997年 松竹)
寅さんシリーズ48作目で、これが最後となった作品。 この作品では、寅さんが神戸の長田区へやってきます。この映画、まだ見ていないのでコメントができません(^_^;)

瀬戸内ムーンライト・セレナーデ  (1997年  松竹)
【あらすじ】…時は昭和21年、敗戦の混乱期の淡路島の駐在・恩田幸吉(長塚京三)は戦死した長男の遺骨を故郷の宮崎へ納めるための家族旅行に出かけます。
昔気質の頑固な父・幸吉、母・ふじ(岩下志麻)、家族から離れようと計画している人家・光司(鳥羽潤)、幼い妹・秀子(河内沙友里)、そして圭太(笠原秀幸)の5人は、神戸から別府への瀬戸内航路へ乗り込みます。大雑踏の客船の中で、気風のよい闇屋が音頭をとり、甲板上は大宴会場となります。ハーモニカを吹く復員兵や巡回の映画屋、幸司と出会った美少女・雪子(吉川ひなの)・・・・様々な過去を背負う人々との交流は、恩田家に新たなる変化をもたらしていきます。
この映画の原作は淡路出身の阿久悠。
舞台となった淡路島でのロケはいっさいなかったようですが、JR神戸駅などで撮影が行われています。

  (1998年  東宝)
主演…役所広司、渡辺謙、麻生祐未 ほか
兄弟、友情、男女…この3つの絆をめぐり、2人の男が激突。簡単にいえば刑事物の映画。 刑事役の渡辺謙が神戸の養護施設に行くというシーンがあります。

走れ!イチロー  (2001年 東映)
大森一樹監督
主演…中村正俊、浅野ゆう子、川口和久、浅田美代子、石原良純、木村佳乃、松田龍平
原作…村上龍「走れ!タカハシ」。

【あらすじ】…2000年4月某日、神戸グリーンスタジアムでのオリックス対西武戦。
スタンドには元・社会人野球選手で現在は大手ゼネコンに勤務する石川市郎(中村雅俊)、 傍らには一人娘のこよみ(笹岡莉紗)の姿があり、スタンドの別の場所には市郎の妻で家を飛び出した 鈴子(浅野ゆう子)が、高校時代のソフトボールのコーチ早川(川口和久)と試合を見る姿がある。 さらに別の場所では、練習中にグラウンドに飛び降り、べースランニングのデモンストレーションを繰り広げた、 一人の元気な老人伊岡丈治(加藤武)スタンドには売り子の望月リュウ(松田龍平)がいる。
試合の解説席ではベストセラー作家の奥手川(石原良純)が試合の解説をしている最中に解説席に駆け寄ろうともがく 女性アーティストの寺田睦美(木村佳乃)の姿があった。
スタジアムのあちこちで様々な人間模様を描く5つのハートウォーミング・ムービー。



GO  (2001年 「GO」製作委員会 配給=東映)
監督…行定勲
主演…窪塚洋介、柴咲コウ、山本太郎、新井浩文、村田充、細山田隆人、キム・ミン、ミョン・ケナム、塩見三省、大杉漣、萩原聖人、大竹しのぶ、山崎努


【あらすじ】…主人公の杉原(窪塚洋介)は高校3年生。在日韓国人であるが、自分自身が在日であるということは意識したことがなかった。ある日、パーティーで知り合った美少女・桜井(柴咲コウ)と出会う。彼女とデートを重ねるうち、自分が在日であることを彼女に告白する…。
この「GO」は、在日韓国人の少年をモチーフにした映画。


映画自身は東京での撮影がほとんどですが、窪塚洋介と柴咲コウが、地下鉄の線路の上に降りて 線路上を走るシーンがありますが、実はこの地下鉄は神戸市営地下鉄で、撮影された駅は上沢駅。 なぜこのシーンだけ神戸で撮影されたのかと言うと、東京の地下鉄での撮影許可が下りなかったためで、 神戸でOKがとれたことから、神戸でこのシーンが撮影されたのだそうです。 撮影は終電が出たあとに特別に電車を走らせるという協力をしています。



ミスタールーキー  (2002年 「ミスター・ルーキー」製作委員会…他 配給=東宝)
監督…井坂聡
主演…長島一茂、鶴田真由、橋爪功、駒田徳広、米田良、國村隼、竹中直人、山本未来、乃木涼介、神山繁、さとう珠緒、吹越満、宅麻伸

【あらすじ】…阪神タイガースに彗星のごとく現れた覆面投手ミスター・ルーキーは抑えのエースとして大活躍。 ルーキーの出現でタイガースは見違えるような快進撃を続ける。しかし、なぜかミスター・ルーキーは 甲子園でしか登板しない。じつは彼の正体はビール会社に勤めるサラリーマン大原幸嗣(長嶋一茂)。 昼はビール会社の社員として仕事をこなし、夜は会社から通える甲子園の試合に限って、 それも退社時間から余裕があるリリーフに限って投げるという奇妙な二重生活を送っていた。
彼はかつて高校時代にエースとして無名校を引っ張って甲子園をめざし、 予選で宿命のライバル武藤にホームランを打たれて涙を飲んだ過去があり、しかも、そのときの無理がたたって肩をこわし、 野球から身を引いて10年以上たっていた。ところが、ひょんなことから、楊というトレーナーの治療を受け豪腕復活。 楊はなんと阪神タイガースのトレーナーだった。テストピッチングで幸嗣の素質にほれ込んだ瀬川監督はプロ入りを勧めるが、 妻子があり、年齢と将来のことを考えると幸嗣はとても会社を辞める気にはならない。 こうして、甲子園限定パートタイムピッチャー「ミスター・ルーキー」が誕生した。

甲子園での試合風景の撮影は2001年秋から阪神甲子園球場で大勢のエキストラを使って連日行われていました。 そのシーンですが、バックネット裏の観客席(あそこは年間予約席などの特別シート)に座っている観客みんながタイガースの法被を着用し、 全員がメガホン持参で応援している光景は実際にはあり得ないわけで、見ていて違和感バリバリ〜でした。



リターナ  (2002年 フジテレビジョン 東宝…他)
監督…山崎貴
主演…金城武、鈴木杏樹、樹木希林、岸谷五朗ほか

【あらすじ】…依頼者からの情報を元に闇取引現場に潜入し、足のつかないブラックマネーを奪還して依頼者に返す「リターナー」ミヤモト(金城武)。彼は謎の少女ミリ(鈴木杏)からある仕事の依頼を受ける。しかし、ミリからの信じ難いミッションに、彼の運命は大きく変わり始める…。

爆破シーンには姫路市の臨海部にある関西電力の火力発電所が使われてたそうです。



県内撮影の今後の公開予定映画…

The Last Samurai(ザ・ラスト・サムライ)
出演…トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪、中村七之助、ビル・コノリー、トニー・ゴールドウィン

舞台は19世紀の日本。消えゆく運命の侍から元米軍大佐が心意気を学ぶ…。

1870年代の日本。トム・クルーズ演じるオールグレン大尉は南北戦争の英雄である元軍人である。 彼は、日本で近代的軍隊を訓練するために天皇に雇われる。天皇は西洋化と交易に力を入れた 政策に基づいて、時代遅れの侍達を根絶やしにしようとする。しかし侍と直に接したオールグレンは、 思いがけずも彼らに感銘を受け、影響を受けることとなる。オールグレンは抗争する新旧の時代と勢力の間で揺れる。 彼は名誉を重んじる気持ちにどう従い、どう行動するのか。

情報募集中!!

他にも兵庫県内を舞台にした映画や、撮影に使われたという
情報あれば、掲示板に情報をお寄せください。
また、すでに掲載してある映画について、思い出のシーンや
こんなシーンもあったという逸話などもお待ちしています。





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